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2016/01/10 03時42分 (Thailand)
Nepenthes というのは、日本でいうウツボカズラのこと。言わずと知れた食虫植物です。
Nepenthes 属は東南アジアを中心に中国、スリランカ、オーストラリア、セーシェル、マダガスカルまでという特異な分布を示していて、南北に長いタイにおいては14種(と、自然交雑種が1つ)ほどが知られているようです。

袋状の捕虫器(ピッチャー)はそれぞれがファイトテルマータ(Phytotelmata: 植物上にできた小さな水たまり)であり、Nepenthes の消化液に適応した生物たちがピッチャー内で一つの独立した生態系 Nepenthes infauna をつくっていて、大変おもしろい。




↑たぶん、Nepenthes smilesii 。インドシナ半島のほぼ全域に分布する最普通種で、乾燥した荒れ地に多い。


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Nepenthes のピッチャーの中で生活するカニグモ、Misumenops nepenthicola かその近縁種。1つのピッチャーにたいてい1匹がすんでいて、ウツボカズラが誘引した虫や中で羽化したカなどをいただいている。
ツムギアリに散々噛まれていたせいで気分が優れず、この時は余裕がなかったのだけども、いっそ割り出して撮ればよかったなぁと思った。


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↑教えてもらったけれど失念してしまったため、よくわからない植物。そこら中にぶら下がっていた。



(2015年6月29日撮影  タイ・パンガー県 Nikon D7100 + TAMRON 60mm F2 Di, TAMRON 17-50mm F/2.8 XR Di II )

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2015/12/07 00時07分 (Thailand)
ネタ切れにつき、そろそろおわり。



↑タイでの楽しみの一つだったのが、市場を見ること。現地の人が利用するが一応観光者向けであるらしく、そこまで変なものは売っていなかったけれど。魚介は見ていてとても楽しかったのだが、調べてもさっぱりわからないのも多い。
写真はほとんどスマホで撮っていたのだけど、そのスマホを日本で水没させて壊してしまい、あまり残っていないのが残念…


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↑野菜は根菜(タロイモなど)とウリ科、ナス科が中心。あとはスパイス。


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↑日本食が流行っているそうで、謎の寿司が売っている。右下には見覚えのある怒った鳥もいた。


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↑魚介を扱ってる店はかなり多いが、鮮度は言うまでもない。手前にはガザミ(たぶんタイワンガザミ)、中ほどのひし形の魚はイトヒキアジ属Alectis あたりだろうか。一番奥にある巨大でオレンジ色の禍々しいやつはMelo melo という巻貝のよう。メロパールという真珠が得られるそうだ。


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↑ナマズ類、ナイルティラピア(プラー・ニンと呼ばれている)、ハタやボラの仲間がよく売られていた。尾びれとスポットが特徴的なやつはクイーンフィッシュ(イケカツオ属の総称)で、タイでもゲームフィッシュになっている。和名はオオクチイケカツオ?


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↑エイ(プラー・クラベーンと呼ばれる)も売られている。タイには淡水エイが多く生息していて、Himantura chaophraya という4m以上にもなる怪物もいるらしい。


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↑ヒラマサみたいな色以外はマアジっぽい。アジ類は種類も量もひたすら多く売られている。


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↑ぼろぼろですごく状態が悪いけど、キノボリウオ? 


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↑サバらしきものが焼かれていて、これはうまそうに見えた。地元向けの市場なんかではバラマンディやらコウイカなんかもあったが、とにかくどこでもエビの値段が高い(ほぼすべての料理に入っているのに)。何でかと思ったが、そういえば近年病気が蔓延したことで養殖エビが大量死し生産量が激減、価格が高騰しているんだった。



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↑関係ないけどカオラック国立公園内の浜辺。この後、半刻もたたないうちにスコールとなった。


 (2015年6月27日~7月2日撮影  タイ・パンガー県 Nikon D7100 + TAMRON 17-50mm F/2.8 XR Di II )

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2015/11/23 23時14分 (Thailand)

Arhopala centaurus nakula

↑オオムラサキツバメという和名がついており、タテハと見間違うくらいの巨大なシジミチョウ。ツムギアリの巣の周辺にのみ飛んでいた。

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Arhopala sp.Hypolycaena erylus の幼虫とツムギアリ

↑巣周辺の葉を調べていくと、本種の幼虫らしいものも見つかった訂正。Hypolycaena erylus エリルスフタオルリシジミの幼虫とのこと(コメント参照)。日本のムラサキシジミNarathura japonica の幼虫は蜜を出してアリを随伴させるが、Hojo et al.(2015)によれば、この蜜を食べたアリは、歩行活動が減って幼虫の周りに長くとどまるほか、外敵に対して攻撃的になるそうである。また、この時のアミメアリの脳内物質を調べるとドーパミンの減少が見られたことから、シジミチョウ幼虫がアリの脳内ドーパミン量を変化させて行動を操作していることがわかったとのこと。
この属でも同様なのだろうと思う。

参考) Hojo, M. K., Pierce, N. E., & Tsuji, K. (2015). Lycaenid caterpillar secretions manipulate attendant ant behavior. Current Biology, 25(17), 2260-2264.


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↑たぶんオオムラサキツバメの卵。


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↑ツマムラサキマダラEuploea mulciberあたりのマダラチョウ類の蛹。右は羽化直前で、黒くなっている。


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↑同じ木にいた終齢幼虫。


Acraea terpsicore_s

↑ヘリグロホソチョウAcraea violae と思う。


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Tanaecia julii

↑カオラック国立公園にて。やっぱりイナズマチョウはいいなあ。普通種でも嬉しい。


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↑尾状突起が二対あるシジミチョウ。よくわからない。Hypolycaena erylus エリルスフタオルリシジミ。ツムギアリとともに、どこにでもいる普通種だそう。

(2015年6月27日~7月2日撮影  タイ・パンガー県 Nikon D7100 + TAMRON 60mm F2 Di )


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2015/11/16 02時17分 (Thailand)
タイで見た雑多な虫たちを適当に放出。
なんか早くも適当な感じになってますが、そもそも大して虫を見ていないのでネタがありません。



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Neocollyris crassicomis

樹上性のハンミョウ。この仲間は熱帯・亜熱帯にかけて広く分布するが、日本ではヤエヤマクビナガハンミョウ一種のみ。
東南アジアでは非常に種数が多く、互いに似た種類が多いので同定もあってるのか定かでない。
海岸の草本・樹上をせわしなく飛び回っていたが、目線以上の高さには飛ばない&登らないところを見るに、この種は割と低い場所を好んでいるようである。


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ハンミョウの一種

↑海岸の潮間帯にいたシロヘリハンミョウちっくなやつ。炎天下でこいつと追いかけっこするのはなかなか地獄であった。もうやらないぞ。


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↑クサトベラの葉の裏に営巣していたチビアシナガバチ類の女王。

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草むらのイネ科植物につくられたチビアシナガバチ類(オキナワチビアシナガ近縁種?)の巣。ハチが1cmくらいだし細長い巣なので、小さくて気づきにくい。うっかりぶつかって刺されかねないから、ハチアレルギーの疑いがある僕はかなり注意しないといけなかった。


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アオバハゴロモの仲間

↑アオバハゴロモのグループもなかなか種数が多かったり、ネットで調べても詳しいことはあまり出てこない。この種はタイの国花であるゴールデンシャワー(Cassia fistura, アカシアの仲間)についていた。葉の脈と枯れ具合をよくまねていて、こんな所でなければなかなか秀逸な擬態であろうと思う。


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テングスケバの仲間


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Sagra femorata

↑日本では三重県に定着し大発生しているフェモラータオオモモブトハムシ。本来の分布としてはは東南アジアに広くとのことで、原産地ではマメ科以外の作物にも被害を出しているらしい。たくさんいいたが、この地域ではほとんど緑色だけのよう。


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カノコガの一種

↑種名が分かりそうな気がして調べてみたが模様が微妙に異なる種がたくさんいるようで、思いのほか闇だった。



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トガリメバッタの一種

正式な名前がわからないけど、海野さんの「小諸日記」ではトガリメバッタと紹介されています。
今回の旅程の最後に2時間ほど(スコールで実際には1時間ちょっとだった)カオラックの国立公園の端の端を探索でき、その際に見つけたもの。端っこと言えども、国立公園内はさすがに生き物の密度が高いし、初の熱帯雨林だったので歩いているだけでも大変楽しかったです。
ただ、散策路で頭上を赤茶色の大型カマキリモドキが飛んで行った時には思わず泣きそうになりました(公園内は採集禁止)。あれを思い出すたび悲しくて、なかなか立ち直れません。


(2015年6月27日~7月2日撮影  タイ・パンガー県 Nikon D7100 + TAMRON 60mm F2 Di )


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