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2015/11/18 19時47分 (コガネグモ科)
オニグモの仲間は美しい種類が多いが、その中でもコケオニグモとキタグニオニグモの2種は群を抜いていると思う。キタグニオニグモは分布が限られていて得難い種類だけれど、コケオニグモのほうは北海道~南西諸島までとかなり広域に分布しているよう。
ただし一般的には生息場所が局地的で個体数も少ない希少種とされていて、僕もずっとそう思っていたのだけど、最近はそうでもないのではと思っている。擬態により簡易なルッキングでは見つけづらいこと、夜行性であること、+ある理由により人の目に付き辛いづらいというだけで、実際にはそこそこいるクモでなかろうか。条件の良い場所では、まとまった数が観察されている例もネット上で見る。それでも同所的に生息してる他のAraneus, Neoscona と比べると個体数は圧倒的に少ないのだけど、一度探し方がわかれば見つけるのは容易いかもしれない。
青森県には他にも特殊な珍クモがいるようなので、そのあたりも今後落としてみたいと思っているこの頃。



Araneus seminiger

↑夜間、巣を展開していたコケオニグモの幼体。体長は7mmほど。
ウメノキゴケ科の地衣類に隠蔽擬態しており、生活場所もほとんど地衣の繁茂した樹上に限られるという特殊な種。


DSC_5914_s.jpg

↑翡翠の原石のような色合いをしていて、とても美しい。標本にするとこの色は残らなそうな気がする。


DSC_59527_s.jpg

↑腹の暗色紋が大きい個体。時に紋のない個体もいるようで、個体変異は大きいよう。それにしても♂が一向に見つからないのだが、他種の子グモと混同してしまってるのかなあ。そもそも♂幼体の姿がよくわからないのだけど。


DSC_5966_s.jpg


(2015年11月13・15日撮影  青森県平川市 Nikon D7100 + TAMRON SP AF 90mm F2.8 Di + Extension tube)

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