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2010/05/04 23時01分 (昆虫・未整理)
 ミソサザイを観察しながら渓流沿いでイタヤカエデの老木探し。あまり良い木が見つからず、成果はほぼ無し・・・。
(ちなみにミソサザイは渓流などコケの生える環境に見られる小鳥で、スズメより小さいながら良く響く美しい声で鳴きます。茶色で地味ですが、好きな鳥の一つです。)

渓流を歩いていると砂防ダムがいくつも見られ、ダムの下には勢いよく流れ落ちる水によって小さな滝つぼができています。
そういえば、トワダカワゲラは河川源流域の湧水がある場所や滝つぼに多く生息しているという話を誰かが言っていたのを思い出しました。

それならば、あまり条件は変わらないのだから、砂防ダム下にできた滝つぼもどきにだっているはず!と思い、底石をひっくり返してみる。まあ、どうせ他のカワゲラとかだろうし、そんな簡単には見つからないだろうと予想していたのですが・・。



5月4日
トワダカワゲラの一種の幼虫。(水中に戻して撮影)
一発目で出てきたので少々驚いた。現物を見るのは初見だったけれど、一目見た瞬間にわかるほど他のカワゲラ幼虫とは形態が異なっています。特徴的なのは腹部後節にある糸状の鰓を持つことで、さらに成虫になっても翅を持ちません。
原始的な形態を維持しており、「生きた化石」の一つ。

DSC_5743_s.jpg
5月4日
1931年に青森県十和田市の十和田湖に注ぐ渓流で発見され、トワダカワゲラと記載されました。以降、日本各地で発見され、今では4種が知られているそうです。しかし資料がないため、どこで判別するのかわかりません。

お詳しい方、資料をお持ちの方がおりましたら、ご教示下さると幸いです。



※追記
「日本産水生昆虫―科・属・種への検索(川合禎次・谷田一三 共編)」によると、トワダカワゲラ科の4種は分布によりある程度種を特定することができ、東北地方にはトワダカワゲラ( Scopura longa )1種が分布しているそうです。
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